
今回は、ハセガワから発売されているウルトラマンシリーズの「ジェットビートル」のプラモデルを製作したのでレビューします。
細部まで作り込まれた造形が魅力のキットですが、実際に製作してみると、組み立てよりもデカールの貼り付けや塗装に苦労しました。
この記事では、キットの魅力や製作時に苦労したポイント、完成後の感想を紹介します。
ハセガワのジェットビートルを購入したきっかけと基本情報
子供が欲しがったことが購入のきっかけ
わが家では、私が子供の頃にウルトラマンシリーズを見ていたこともあり、子供にもウルトラマンを見せています。
そんな子供が、ウルトラマン図鑑などでジェットビートルを見つけて欲しがったことが、今回購入したきっかけです。
私自身は初代ウルトラマンのリアルタイム世代ではありませんが、子供の頃に父がジェットビートルのおもちゃを買ってくれた思い出があります。
懐かしさもあり、子供が欲しがっているなら自分も楽しめそうだと思い、購入することにしました。
親子で同じ作品やキャラクターを楽しめるのは、こうした商品ならではの魅力ですね。
価格は約2,500円。今回はAmazonで購入
今回購入したジェットビートルのプラモデルは、約2,500円でした。
近場の家電量販店やおもちゃ屋さんでは見つけられなかったため、今回はAmazonで購入しました。
ウルトラマン関連の商品は、放送中の作品に登場するキャラクターやアイテムが中心になりやすく、店頭で簡単に見つけられるとは限りません。
その点、ネット通販なら店頭で見つからない商品も探しやすく、今回のように欲しいキットが決まっている場合には便利です。
約2,500円で、組み立てだけでなく塗装も楽しめるため、ウルトラマン好きの方や特撮メカが好きな方にとって、魅力的なキットだと感じました。



説明書にはジェットビートルの解説もある
組み立て説明書には、ジェットビートルに関する解説も掲載されています。
単にパーツの組み立て手順を確認するだけでなく、機体の設定などを読みながら製作を進められるのは、作品に登場するメカのプラモデルならではの楽しみです。
特撮作品に登場する乗り物は、実在する航空機とは異なり、作品独自の設定やデザインが魅力になっています。ジェットビートルも、科学特捜隊が使用する機体という設定を知ったうえで眺めると、より愛着が湧いてきます。
ウルトラマンの世界観を思い出しながら説明書を読む時間も、製作の楽しみのひとつでした。

ハセガワのジェットビートルを製作して感じた魅力
部品点数が少なく組み立てやすい
実際に製作してまず感じたのは、部品点数がそれほど多くなく、組み立て自体は比較的簡単だということです。約2時間程度でできました。
細部まで作り込まれた航空機のプラモデルというと、部品が多く、組み立てにも時間がかかるイメージがあるかもしれません。しかし、このキットはパーツ構成が比較的シンプルで、組み立てで大きく苦労することはありませんでした。
特に印象的だったのは、パーツ同士の組み合わせの良さです。
さすがハセガワのプラモデルというべきか、パーツの合いが良く、組み立てをスムーズに進めることができました。パーツの位置合わせなどで余計な苦労をする場面が少なく、機体の形が少しずつ出来上がっていく過程を楽しめます。
ただし、組み立てが簡単だからといって、完成まで楽に進められるわけではありません。今回の製作では、組み立てよりも塗装やデカールの貼り付けに時間と手間がかかりました。

細部まで作り込まれた造形が素晴らしい
ジェットビートルのプラモデルで特に気に入ったのが、機体の造形です。
全体のシルエットはもちろん、外装の細かなディテールまで丁寧に再現されています。特に目を引くのが、機体表面に施された極めて細かなリベットの列です。
単に乗り物の形を再現しているだけでなく、機体の外装そのものに細かな情報量が詰め込まれており、完成後にじっくり眺めても飽きません。
こうしたディテールは、実際に手元で完成品を眺めることで、その細かさを実感できます。写真だけでは伝わりにくい部分もあり、プラモデルとして手に取る価値を感じました。
また、翼のシャープな形状も見事です。
ジェットビートルは、実在の航空機とは異なる独特のデザインを持っていますが、その特徴的なシルエットがしっかり再現されています。機体全体のバランスも良く、完成した姿には非常に満足しています。
ウルトラマンに登場するメカとしてのかっこよさと、模型としての精密さを両立している点は、ハセガワらしい魅力だと感じました。
デカールの種類が豊富で好みの機体に仕上げられる
このキットには、さまざまなマーキングを再現するためのデカールが付属しています。
SIII号や117号、118号、119号など、好みに合わせて機体のマーキングを選べるため、自分のイメージに近いジェットビートルに仕上げられます。
同じ機体でも、マーキングが変わると完成後の印象が変わるのは面白いところです。作品中の設定や好みに合わせて仕上げを選べるので、製作する人それぞれの楽しみ方ができます。
一方で、デカールの種類が豊富なことは、製作の難しさにもつながります。
特に機体の曲面や細かな部分に貼るデカールは、位置を合わせたり、シワや浮きを防いだりするのが簡単ではありません。今回の製作では、デカールをすべて活用することは難しく、貼り付ける場所を絞って仕上げました。
デカールによって完成度を高められる一方、きれいに貼るにはある程度の慣れが必要だと感じました。


製作で苦労したポイント
最大の難関はデカールの貼り付け
今回の製作で最も苦労したのが、デカールの貼り付けです。
Amazonの商品レビューなどでもデカールの扱いが難しいという声が見られましたが、実際に製作してみると、その難しさを実感しました。
特に難しかったのが、機体のノーズ部分です。
ノーズ部分は形状に特徴があり、マーキングをきれいに貼り付けるには、位置合わせだけでなく、機体の形状に沿わせる作業も必要になります。デカールを破ったり、シワになったりしないように注意しながら作業するのは、なかなか大変でした。
今回は早い段階でデカールをきれいに貼ることを諦め、塗装で仕上げることにしました。
デカールを無理に貼ろうとして仕上がりを損ねるよりも、塗装で再現できる部分は塗装に切り替えた方が良いと判断したためです。
結果的に、マスキングテープを使って塗り分けることで、どうにかそれなりの仕上がりにすることができました。
マスキングによる塗り分けも必要
デカールでの再現を諦めた部分は、マスキングテープを使用して塗装しました。
細かな形状に合わせてテープを貼る作業は、それなりに手間がかかります。デカールを貼る作業が難しいからといって、塗装なら簡単に済むわけではありません。
それでも、自分で塗り分けて仕上げた部分は、完成後に見ると達成感があります。
組み立て自体が比較的スムーズだっただけに、塗装工程に入ってからの手間は想像以上でした。今回は、ジェットビートルのプラモデルを完成させるうえで、塗装の重要性を改めて感じる製作となりました。

ちなみに塗装に使用したのは、タミヤのブライトレッド(TS-49)とアルミシルバー(TS-17)の2色のみでほとんど仕上げました。
適当に選定して購入しましたが、今回のジェットビートルとはマッチした選択だったと思っています。

コックピットのマスキングシールは便利だが過信は禁物
コックピット部分も、塗装で少し苦労したポイントです。
このキットでは、コックピットの窓と天井部分が一体になったクリアパーツが採用されています。透明なパーツによって窓部分を再現できるため、完成後の見た目にも関わる重要な部分です。
ありがたいことに、コックピットの塗り分けに使用できるマスキングシールが付属しています。
曲面や細かな窓枠を自分でマスキングするのは手間がかかるため、専用のシールが付属しているのは非常に助かりました。
ただ、実際に塗装してみると、一部では塗料のはみ出しが発生してしまいました。
マスキングが十分にできていなかったことが原因だと思いますが、専用シールが付属しているからといって、必ずしも完璧に塗り分けられるわけではありません。
シールを貼った後は、端がしっかり密着しているかを確認し、必要に応じて自分で追加のマスキングをした方が確実だと感じました。
便利な付属品を活用しつつ、最後は自分の目で状態を確認することが大切ですね。



完成したジェットビートルの感想
塗装は大変だったが、完成すると非常にかっこいい
今回の製作を振り返ると、組み立てそのものよりも、塗装やデカールの貼り付けに苦労しました。
パーツの合いが良く、組み立てをスムーズに進められた一方で、機体をきれいに仕上げるためには、細かな塗り分けやマーキングの処理が欠かせません。
そんな中、コックピットのマスキングでもはみ出しが発生するなど、思い通りにいかない部分もありました。
それでも、完成したジェットビートルを眺めると、やはり非常にかっこいいという感想に尽きます。
シャープな翼の形状や機体表面の細かなリベット、独特のシルエットなど、完成品には見どころがたくさんあります。細部まで作り込まれた造形のおかげで、完成後にいろいろな角度から眺める楽しみもあります。
また、子供の頃にジェットビートルのおもちゃを買ってもらった思い出があるため、完成した機体を見ていると懐かしい気持ちにもなりました。
子供が欲しがったことをきっかけに購入したキットですが、自分自身も十分に楽しめたプラモデルでした。



ウルトラマンシリーズのメカをプラモデルで楽しめるのはうれしい
最近のウルトラマンシリーズを見ていると、昔の作品と比べて飛行機などのメカが活躍する印象が少なくなったように感じます。
もちろん、作品ごとに世界観や演出の方向性は異なりますが、科学特捜隊のジェットビートルのように、ウルトラマンをサポートするメカが活躍する姿も、シリーズの魅力のひとつだと思います。
ウルトラマンが怪獣と戦う姿はもちろんかっこいいですが、人間側も専用のメカを使って立ち向かうという構図には、また違った魅力があります。
そのため、こうした往年のメカをプラモデルとして楽しめるのは、ファンとして非常にありがたいことです。
完成したジェットビートルは、単なる乗り物の模型というだけでなく、作品の思い出を形にできるアイテムでもあります。
今後は初代ウルトラマンのメカだけでなく、平成ウルトラマンシリーズなど、ほかの作品に登場する航空機や車両についてもラインアップが増えてくれるとうれしいですね。
子供と一緒にウルトラマンを楽しんでいる今だからこそ、こうしたメカのプラモデルが増えてくれることに期待しています。
まとめ
今回は、ハセガワから発売されているジェットビートルのプラモデルを製作してレビューしました。
実際に作ってみて感じたのは、パーツの合いが良く、組み立てやすい一方で、塗装やデカールの貼り付けには苦労するキットだということです。
機体表面の細かなリベットやシャープな翼など、造形の完成度は非常に高く、完成後の満足度は十分でした。
約2,500円で購入でき、組み立てだけでなく塗装にもじっくり取り組めるため、ウルトラマン好きの方や特撮メカが好きな方には楽しめるキットだと思います。
ウルトラマンシリーズに登場するメカには、怪獣やウルトラマン本人とはまた違った魅力があります。今後もジェットビートルのような印象的なメカが、さまざまな作品からプラモデル化されることに期待したいと思います。
