
CYBEX(サイベックス)のベビーカーの中でも、圧倒的なコンパクトさで人気を集めている「LIBELLE(リベル)」。
わが家でも実際に購入して使い込んできましたが、結論から言うと、コンパクト性を重視する家庭には非常に満足度の高い1台でした。
一方で、使ってみて見えてきた注意点もあります。
この記事では、
・サイベックス各モデルとの違い
・リベルの基本スペック
・実際に使って感じたメリット・デメリット
・向いている人・向いていない人
を本音ベースで詳しくレビューしていきます。
購入を検討している方の参考になれば嬉しいです。
リベルの紹介|サイベックス主要モデルとの違い
まずは、サイベックスのベビーカー全体の中で、リベルがどの位置にあるのかを整理しておきます。
サイベックスはラインナップが豊富ですが、サイズ・用途・高級志向によって住み分けがはっきりしています。
サイベックス主要ベビーカー比較
| モデル | 位置づけ | 特徴キーワード |
| リベル | 超コンパクト | 機内持込級・最軽量 |
| オルフェオ | コンパクト万能 | リクライニング可・トラベル向き |
| メリオカーボン | 日本向け主力 | 軽量A型・走行性◎ |
| コヤ | 高級コンパクト | デザイン重視 |
| ミオス | 都市型プレミアム | 両対面・高級 |
| プリアム | 最上位モデル | フラッグシップ |
リベル(LIBELLE)

▶ とにかく小さく畳める旅行特化モデル
特徴
・サイベックス最小クラスの折りたたみ
・機内持ち込みサイズ級(※航空会社による)
・約6kg前後の軽量
・価格が比較的安い
向いている人
・旅行・帰省が多い
・セカンドベビーカーが欲しい
・車移動メイン
・なるべく費用を抑えたい
注意点
・両対面不可
・座面はやや簡易
・新生児からは基本不可(6か月〜)
・折り畳みは両手作業
👉 「携帯性全振りモデル」
オルフェオ(ORFEO)

▶ リベルの上位互換的なコンパクト機
特徴
・コンパクトなのにフルリクライニング対応
・新生児対応(ほぼフラット)
・トラベルシステム対応
・折りたたみ後も自立
・片手で折り畳み可能
向いている人
・旅行も日常使いも1台で済ませたい
・コンパクト+快適性を両立したい
👉 「コンパクト万能型」
リベルとの違い(重要)
| 項目 | リベル | オルフェオ |
| 新生児対応 | × | ○ |
| リクライニング | 簡易 | フル |
| 快適性 | △ | ○ |
| サイズ | 最小 | やや大きい |
| 価格 | 2~3万 | 4~5万 |
メリオカーボン(MELIO CARBON)

▶ 日本で一番人気の軽量A型
特徴
・約5kg台の超軽量
・両対面切替可能
・走行性が非常に良い
・日本の道路事情向け設計
向いている人
・メインベビーカーを探している
・電車・徒歩移動が多い
・軽さ重視
注意点
・折りたたみサイズは大きめ
・高級感はプリアム等に劣る
👉 「軽量メイン機の王道」
コヤ(COYA)

▶ デザイン重視の高級コンパクト
特徴
・機内持込サイズ級
・非常にスタイリッシュ
・フラットリクライニング
・旅行向きだが高級路線
向いている人
・見た目にこだわりたい
・高級感重視
・リベルではチープに感じる人
リベルとの違い
・より高級素材
・新生児対応
・価格はかなり高い
👉 「ラグジュアリーなリベル系」
ミオス(MIOS)

▶ 都市型プレミアムモデル
特徴
・両対面可能
・デザイン性が高い
・コンパクトな高級機
・走行性も優秀
向いている人
・高級感+実用性
・都市部での使用
・デザイン重視
👉 「おしゃれ高級A型」
プリアム(PRIAM)

▶ サイベックス最上位フラッグシップ
特徴
・重厚感のある最高級モデル
・抜群の走行安定性
・カスタム性が高い
・両対面可能
向いている人
・価格より性能重視
・高級ベビーカー志向
・長くメインで使いたい
注意点
・重い
・大きい
・高価
👉 「ベビーカー界の高級SUV」
用途別おすすめ早見表
| 用途 | おすすめ |
| 旅行・飛行機 | リベル / コヤ |
| 1台で万能 | オルフェオ |
| 軽いメイン機 | メリオカーボン |
| 高級コンパクト | コヤ / ミオス |
| 最上級志向 | プリアム |
この中でリベルは、はっきりと
「携帯性に全振りした超コンパクトモデル」
という立ち位置になります。
旅行・帰省・車移動が多い家庭から特に支持されているモデルです。
リベルの基本スペック
主な仕様をまとめると以下の通りです。
| 項目 | 仕様 |
| 使用開始 | 生後6か月頃〜 (※トラベルシステム併用で新生児可) |
| 使用目安 | 〜4歳頃(22kgまで) |
| 製品サイズ | 長さ71cm×幅52cm×高さ102cm |
| 収納サイズ | 長さ20cm×幅32cm×高さ48cm |
| 本体重量 | 6.3㎏(キャノピー除く) |
| リクライニング | 簡易 |
| 両対面 | 不可 |
| 定価 | 29,975円 |
最大の特徴はやはり、折りたたみサイズの小ささです。
サイベックスだけでなく、他社のベビーカーと比較してもトップクラスのコンパクトさを誇ります。
購入の背景
わが家がリベルを購入したのは、2023年に長男が生まれたタイミングでした。
その時、ベビーカー選びで重視していたポイントは次の3つです。
・トラベルシステムが使える
・長く使えること
・とにかくコンパクトであること
中でも決め手になったのは、やはり折りたたみ時の圧倒的なコンパクトさでした。
さらに、
前年モデルの売り切り時期でちょうどセール価格で購入できた
というタイミングの良さもあり、最終的にリベルを選択しました。
結果として、この選択にはかなり満足しています。
使って感じたメリット
実際に日常使い・旅行・車移動などさまざまなシーンで使ってみて、「これは良い」と感じたポイントを詳しくまとめます。
コンパクトに折りたためる(最大のメリット)
これは断言できますが、リベル最大の魅力はやはり折りたたみ時の圧倒的なコンパクトさです。
サイベックスの中でも最小クラスで、特に横幅の小ささはトップレベルです。
実際に使ってみると、この恩恵は想像以上に大きいと感じました。
例えば外出時。
・新幹線では足元にすっぽり入る(当然、荷物置きスペースにも置ける)
・飛行機では機内持ち込みサイズに収まる
・エレベーターでも邪魔になりにくい
と、「持ち運びのストレス」がかなり軽減されます。
車移動でもメリットは大きく、コンパクトカーや軽自動車でも、
トランクをほとんど圧迫しないので非常に助かりました。
さらに地味にありがたいのが自宅での収納性です。
特にわが家のようなアパートやマンション住まいだと、
・玄関が狭い
・ベビーカー置き場に困る
という家庭も多いと思いますが、リベルなら畳んで立てておくだけで省スペースに収まります。
この「どこにでも置ける安心感」は、毎日の使い勝手に直結する大きなメリットだと感じました。
価格が比較的手頃で手を出しやすい
リベルの価格帯はおおよそ2〜3万円台です。
サイベックスの中ではエントリー寄りの価格設定で、
・安すぎて不安になる価格帯ではない
・かといって高級モデルほど高額でもない
という、非常にバランスの良い価格帯だと思います。
セカンドベビーカーとして検討している場合などでも、
「ちょっと試してみようかな」と手を出しやすいのは大きな魅力です。
また、リベルは比較的モデルチェンジのサイクルが早いため、型落ちモデルが値下がりしやすいのもポイントです。
タイミングが合えば、かなりお得に購入できる可能性があります。
わが家も前年モデルの売り切りタイミングで購入でき、価格面の満足度は非常に高かったです。
押し心地がスムーズで走行性が良い
正直、購入前は「ここまでコンパクトだと走行性はそれなりかな」と思っていました。
しかし実際に使ってみると、この予想は良い意味で裏切られました。
リベルはコンパクトモデルながら、
・タイヤ径がそこそこ大きい
・四輪サスペンション搭載
・フレーム剛性も十分
と、基本性能がしっかりしています。
そのため、
・段差の乗り越え
・舗装の荒い道
・スーパー内の方向転換
などもスムーズで、日常使いでストレスを感じる場面はほとんどありませんでした。
特に良かったのは片手操作のしやすさです。
荷物を持ちながらでも操作しやすく、ワンオペ外出時の安心感は高いと感じています。
長く使える汎用性の高さ
リベルは生後6か月頃〜4歳頃(22kg)までと、B型としては標準的な使用期間ですが、
トラベルシステム対応という点が大きな強みです。
対応のチャイルドシートと組み合わせれば、新生児期から使用可能です。
つまり理論上は、新生児 → 幼児まで1台でカバーすることもできます。
わが家の場合、兄弟の年齢が近いため、
・ベビーカーを2台持ち歩かなくてよい
・グズった方を交代で乗せられる
という使い方ができ、想像以上に便利でした。
「専用ベビーカー化しなくてよい」という柔軟性は、長く使う上で大きなメリットだと感じています。
使って感じたデメリット
全体として満足度は高いものの、実際に使い込む中で見えてきた注意点もあります。
購入前に知っておくと後悔しにくいポイントです。
重量は“超軽量”ではない
リベルの重量は約6kg前後です。
数字だけ見ると軽そうに感じますが、持ちにくさも相まって、実際に持ち上げると、
「思ったよりしっかり重さがある」
というのが正直な印象です。
特に次のような場面では重さを感じやすいです。
・階段の上り下り
・片手で持ち運ぶ場面
・子どもを抱っこしながらの運搬
もちろん持てない重さではありませんが、頻繁に担いで移動する使い方にはやや不向きだと感じました。
荷物入れはコンパクト相応の容量
リベルはコンパクト設計のため、どうしても下カゴ容量は控えめです。
日常のちょっとした買い物程度なら問題ありませんが、
・大きめのマザーズバッグ
・まとめ買いの買い物
・冬場のかさばる荷物
などはやや入れにくさを感じる場面がありました。
とはいえ、極端に小さいわけではなく、普段使いでは十分実用範囲です。
シート角度の自由度は低め
リベルのリクライニングは簡易的で、細かな角度調整はできません。
そのため特に使いにくさを感じたのが、いわゆる“移行期”です。
・トラベルシステムは窮屈になってきた
・でもB型に完全移行するにはまだ早い
という生後4〜6か月頃です。
この時期は姿勢的にやや使いにくく感じる可能性があります。
この点は、フルリクライニング対応の「オルフェオ」の方が明確に優位だと思います。
日よけ(キャノピー)はやや短め
これは購入前からある程度覚悟していましたが、やはり実際に使うと感じるポイントです。
特に夏場や日差しの強い日は、
・寝たと思ったら日差しが入る
・顔に直射日光が当たりやすい
といった場面があり、わが家ではスカーフやブランケットを追加して対応していました。
ただし、子どもが2歳頃になると日よけ自体を嫌がるようになったため、長期的に見ると致命的ではないとも感じています。
シートクッションはやや薄め
リベルはコンパクトに折りたためる構造上、どうしても座面のクッションは薄めの設計になっています。
短時間の使用では特に問題を感じませんでしたが、長時間の外出時や月齢が低い時期は、
・お尻や背中への当たりが少し硬め
・段差通過時の振動がやや伝わりやすい
と感じる場面がありました。
使い始めの頃、別売りのシートライナー(クッション)を追加して使用していました。
クッションを追加すると体感の快適性はかなり改善するため、
・長時間のお出かけが多い
・乗り心地を重視したい
という方は、最初からシートライナー併用を前提に考えておくと安心です。
頭の位置にフレームの出っ張りがある
これは購入前に見落としがちなポイントですが、実際に使っていて少しヒヤッとした部分です。
リベルは折りたたみ機構の関係で、ちょうど子どもの頭の高さ付近にフレームの関節部の出っ張りがあります。
通常姿勢では問題ありませんが、
・ベビーカーを急転回させたとき
・体を横にひねった時
・寝返り気味に動いた時
などに、頭をコツンとぶつけやすい構造です。
わが家の子どもも実際に何度か軽くぶつけたことがあり、ケガには至らなかったものの、少し気になるポイントでした。

気になる場合は、ヘッドクッションを追加したり、薄手の保護パッドを貼るなどの対策をしておくと、より安心して使えると思います。
ハンドルに重い荷物を掛けると倒れやすい
これはリベルに限らず軽量コンパクト系ベビーカー全般に言える構造的な特徴ですが、後方荷重にはかなり敏感です。
特に注意が必要なのは、
ハンドルに買い物袋などを掛けて、ついそのまま子どもを降ろしてしまった時です。
この状態だと、かなりの確率で後ろに倒れます。
子どもが乗っていれば体重で安定するため問題ありませんが、「無人状態+荷物あり」は要注意です。
実際の対策としては、
・荷物は下カゴ中心に入れる
・子どもを降ろす前に荷物を外す
・フックに掛けすぎない
このあたりを意識するだけで、転倒リスクはかなり減らせます。
慣れれば大きな問題ではありませんが、使い始めは少し意識しておくと安心です。
バンパーバー(手すり)は別売り&折りたたみ時は取り外しが必要
リベルは標準状態だと、子どもがつかまるバンパーバー(フロントバー)が付属していません。
安全面で必須というわけではありませんが、実際に使ってみると、
・子どもが前につかまれる
・体勢が安定する
・おもちゃやストラップを取り付けられる
といったメリットがあり、あった方が使い勝手は確実に良いと感じました。
わが家でも早々に追加購入しています。
ただし、ここで注意したいのが折りたたみ時の仕様です。
リベルはバンパーバーを装着したままだと、そのままでは折りたたむことができません。
つまり、折りたたむたびにバーを取り外す必要がある、というひと手間が発生します。
取り外し自体は難しい作業ではありませんが、
・急いでいる時
・ワンオペ外出時
・片手がふさがっている場面
では、やや面倒に感じることもありました。
コンパクト設計とのトレードオフではありますが、もし将来的に改良されるなら、
バー装着状態でもそのまま折りたためる仕様になると、完成度はさらに高まると感じています。
とはいえ、慣れてしまえば大きなストレスになるほどではなく、許容範囲内ではあります。
個人的な総評|他モデルと迷うなら?
もしわが家の使用環境が、
・電車利用が少ない
・玄関が広い
・コンパクトさ最優先ではない
のであれば、「メリオカーボン」を選んでいた可能性はあります。
また、正直、今選ぶなら「オルフェオ」もかなり魅力的です。
・フルリクライニング
・新生児〜使いやすい
・片手で折り畳み可能
特に「トラベルシステム後〜B型前」の時期は、オルフェオの方が快適です。
結論|それでもリベルはコンパクトで最強
ここまで色々書きましたが、結論はシンプルです。
コンパクトさを最優先するなら、リベルは間違いなく最強クラス。
特に次の家庭には強くおすすめできます。
・車移動が多い
・旅行や帰省が多い
・ベビーカー置き場が狭い
・価格を抑えたい
・収納スペースが限られている
わが家としては、
後悔はまったくなく、とても使いやすいベビーカー
と自信を持って言える一台でした。
ベビーカー選びはほんとに種類が多く悩むと思いますが、
おススメの1台ですので、購入を検討している方の参考になれば嬉しいです。
