
先日久々に空気清浄機のフィルター交換をしました。
気が付けば2年ほど放置しており、かなりの汚れが溜まっていました。。。
改めてマメな掃除が必要だと思い、空気清浄機を2年放置するとどうなるのか?交換方法なども含めて簡単に紹介します。
フィルター交換をしないことのリスク
最初に空気清浄機を清掃しないで使用し続けるリスクを紹介します。
小まめな清掃やフィルターを交換せずに長期間使い続けると、いくつかのデメリットやリスクがあります。主な影響は以下になります。
空気清浄機の効果が落ちる
フィルターがホコリや花粉、カビの胞子などで目詰まりすると、空気を取り込む量が減り、空気清浄の効果が大幅に低下してしまいます。PM2.5やニオイ成分も十分に除去できなくなります。
カビや雑菌の繁殖
フィルターが湿気を含んだまま汚れた状態で放置されると、カビや雑菌の温床になり、逆に部屋に汚れた空気を放出することもあります。
電気代が上がる
目詰まりしたフィルターを通して空気を吸い込もうとするため、モーターに負担がかかり消費電力が増えます。
本体の寿命を縮める
目詰まりした状態で無理に空気を吸い込もうとすることでファンやモーターが劣化しやすくなり、本体故障につながるリスクがあります。
健康リスク
空気清浄効果が落ちることで、花粉症やハウスダストによるアレルギー症状が改善されにくくなるだけでなく、逆に悪化することもあります。
特に小さなお子さんがいるご家庭など注意が必要です。
交換の目安
次にフィルターの交換目安に関してです。
メーカーや使用環境にもよるのですが、SHARPやパナソニックといった人気メーカーの空気清浄機は一般的に10年が交換頻度の目安となっています。
ただ、お手入れの期間としては1か月に1度、掃除機等での清掃が必要となっており、清掃が前提の交換期間だと思われます。
なので定期的な清掃をしないともっと短くなるかと、
実際今回もまだ2年程度の使用でしたが、フィルターが黒くなっておりカビているような状態でした。。。
↓メーカーごとのざっくりの交換目安。
シャープ・ダイキン・パナソニック → 10年持つ長寿命タイプ
ブルーエア・バルミューダ → 半年〜1年で交換が必要な短サイクルタイプ
アイリスオーヤマ → 2年程度の中間タイプ
今回の空気清浄機
今回フィルター交換した空気清浄機ですが、SHARPとPanasonicから発売されている2機種の交換を行いました。
メーカー | SHARP | Panasonic |
型式 | KC-G50 | F-VXS40 |
発売日 | 2016/10/20 | 2019/9/20 |
フィルター価格 | 2609円 | 3370円 |
どちらも古い空気清浄機になりますが、SHARPとPanasonicの独自技術である、「プラズマクラスター」と「ナノイー」搭載タイプになります。
シャープ(プラズマクラスター)
特徴
「プラズマクラスター」技術で、浮遊する菌やウイルス、静電気を抑える能力に優れています。
菌やウイルス、静電気による空気の汚れを抑えたい人に向いている機能です。
パナソニック(ナノイー)
特徴
「ナノイー」が空気中の水分と結びつき、ウイルスや菌の抑制、除菌、脱臭に効果を発揮します。静電気を抑制する能力も持ち、加湿機能と組み合わせた製品もあります。
ニオイ対策、ウイルス対策をしたい人、また肌や髪に潤いを与えたい人に向いている機能です。
紹介する2機種とも交換フィルターがまだ販売されているので、まだまだ現役で使用可能なスペックだと思います。
フィルター価格
フィルターの価格はどちらも同じくらいで3000円程度になります。
毎年交換するのは高い様に感じますが数年に一度は交換したいですね。
フィルター自体は後継機種も同じフィルターを使用している製品が多く、互換性の高い部品になっています。
交換の際は自宅の空気清浄機の型式を調べて対応しているか確認してみてください。
交換作業
実際に行ったフィルター交換についてです。交換方法は簡単なので悩むことは無いと思いますが参考までに紹介します。
SHARP KC-G50

最初に背面のパネルを外します。
掃除する前の状態を撮り忘れてしまったのですが、反対側が見えないほどほこりがびっしり付いた状態でした。掃除機で吸い取って綺麗にしています。


次に脱臭フィルターと集塵フィルターを外します。
脱臭フィルターの方はそこまで汚れは目立たなかったですが、集塵フィルターに関しては色が黒く変色していました。恐らくカビによる汚れかと思います。。。



購入してきた脱臭フィルターと集塵フィルターを取り付けます。

新品と比較すると全然違いますね。


取り付け向きがあるのですが、フィルター本体に向きが書いてあるので間違うことは無いと思います。

背面パネルを戻して完了です。

Panasonic F-VXS40

Panasonicの製品は前面パネルを外します。
開けてびっくりですが、かなりほこりが詰まっていました。。。
掃除機をかける気にもならなかったので、そのまま袋に詰めて捨てました。

Panasonicは脱臭フィルターと集塵フィルターが一体となっているので、これを外すだけで完了です。

新しいフィルターに交換します。
こちらも方向があるのですが、取扱説明書が同梱されており、丁寧に記載されているので迷うことなく取り付けられると思います。



こちらも最後に前面パネルと取り付けて完成です。
まとめ
簡単にSHARPとPanasonic製空気清浄のフィルター交換に関して紹介しました。
写真の通りで小まめに清掃しないとかなり汚れが溜まることが確認できたかと思います。
フィルターを交換しないと「清浄効果がなくなる → ニオイやホコリが部屋に残る → 電気代・故障リスク・健康被害が増す」という悪循環になります。
せっかく空気清浄機を導入しているのに汚い空気を循環させているともったいないので、小まめな清掃が大事ですね。
健康面でもリスクがあるので、小さいお子さんがいるご家庭など注意が必要です。
フィルターの価格もそこまで高くないので、意外と掃除していないなーと感じた方はぜひトライしてみてください。
交換すると気分的にも綺麗な空気になったように感じますよ~