
GWに家族で大阪・関西万博に行ってきました。残念ながら2か月前抽選には間に合わず、7日前抽選に外れ、3日前からの空き枠先着申し込みでも予約ができずとパビリオンの事前予約なしでの参加となりました。
2歳になる子供もいたので、そこまで長居もできない中での入場だったのですが、どのくらい満喫できたのか結果を共有します。
同じような境遇の方がいれば参考にしていただけたらと思います。
↓万博に行ってから感じた効率的に回るコツに関してもまとめましたので参考に見てみてください。
【関西万博】次に行くならこうするぞ 子連れで効率的に回るコツ!
当日予約の状況
前述の通り、事前予約はすべて外れました。会場入場後に10分経過すると当日の予約も可能になるのですが、10時30分頃に入場した段階では空き枠はほぼ無く、あっても19時以降の枠しかありませんでした。小さい子どもがいたこともあり、17時には帰る予定だったので、予約は断念して列に並んで入場することを決めました。
ちなみに会場入りまでの道のりに関しては別記事に記載しましたので、気になる方はそちらも見てみてください。↓
【関西万博 雨の日の状況は?】パビリオン予約なしで子供を連れて行ってきました!
参加できたパビリオンの紹介
予約なしでの参加でしたが、今回4つの海外パビリオンに参加できました。子供がいたので長時間並ぶのが難しく4つだけでしたが、大人だけであればもう少したくさんのパビリオンに参加できると思います。
ドイツ 「わ! ドイツ」
ドイツ パビリオンは人気の印象でしたが、それでも待ち時間は15~20分程度で入場できました。
「循環経済(サーキュラーエコノミー)」をテーマとしたパビリオンで、資源の再利用などを中心にした内容でした。
わ!ドイツのタイトルにあるように「わ」には以下の思いが込められているようです。
「環(わ)」=循環 (持続可能な未来への取り組み)
「和(わ)」=調和 (自然と共生するサステナブルな社会)
「わ!(驚き)」=新たな発見 (未来の可能性を体感できる)
入場すると「サーキュラー」という名前の人形が手渡されます。これが面白くて音声ガイドになっている優れものです。対象のエリアに入ると自動でガイドが始まり、ややこしい読み物を読むことなくパビリオンの内容を説明してくれます。
パビリオン内には大型モニターが多数設置されており、映像での説明も多くありました。



全体的な内容としては、大人は楽しめますが子供には少し難しく雰囲気を楽しむ感じの内容かと思います。
最後に出口を出ると、ちょっとした庭園がありました。なかなか日本では見れないドイツの植物が多数植えてあり綺麗でした。

インドネシア 「調和の中で繁栄する:自然、文化、未来」
インドネシアはベビーカーなど小さい子供がいる場合は優先レーンで案内してくれるので待ち時間なしで入場できました。知らずに並んだらスタッフの方が親切に案内してくれてありがたかったです。小さい子供がいる方にはおススメです。

最初の入り口のエリアでタイトルにあるインドネシアの「自然、文化、未来」に関する説明があり、そこからパビリオン内に入場します。説明は英語でしたので、なんとなくの理解でした(笑)

入場するとちょっとした緑の空間が広がっていました。動物の置物もあり、インドネシアの森をイメージしているようです。



森を抜けると全方位360度モニターの部屋へと案内されます。海の中や夕焼けなど綺麗で迫力のある映像が流れて面白かったです。

その後、インドネシアの伝統工芸や武器などが展示されているスロープを上がりながら、再び別の360度モニターのある部屋へと続きます。部屋の中央にはインドネシアの街がプロジェクションマッピング?で広がっていました。


最後は再び伝統工芸のエリアで織物の展示やシアターもありインドネシアの文化を紹介していました。

出口手前にはお土産ショップもあり、展示されていた織物なども販売されていました。
短時間で入場できましたが、迫力ある映像作品や特徴的な伝統工芸品などが見れたので、思っていたよりも楽しめました。
ベルギー 「水」
ベルギーが一番並んで20~30分程度の列でした。

テーマの通り水にこだわっているようで、パビリオンの外にも水が広がっていました。入り口ではベルギー生まれのお菓子であるロータスビスケットを貰えました。子供の分ももらえたのでありがたいですね。

入場すると目の前に水がカーテンのように天井から流れ落ちていました。ただ流れているだけでなく、細い線と太い線が交互に落ちてくるので動きがありとてもきれいでした。

次のエリアでは、照明は無くなりスクリーンと鏡の部屋になりました。かなり暗かったので小さい子供は怖がるかもです。


以降も同じような部屋が続き、ベルギーの医療に関する映像が流れていました。子供がいたのでついついスキップしてサクサク進んでしまいましたが、それでもベルギーの医療技術の高さを感じれるわかりやすい映像でした。
ベルギーパビリオンにはお土産ショップとレストランが併設されています。なのですが、どちらも列ができており、特にレストランは1時間待ちで受付すらしていませんでした。
お土産に関しては20分程度の待ち時間で入店できました。お店の奥にはゴディバやマネケンといった日本でも有名なお菓子ブランドの商品が多数並んでおり、みんなこぞって選んでいました。



私もせっかくなのでマネケンのワッフルを購入しました。3つセットだったのですがどれも万博限定の味でミニトートもセットになっていたので選びました。味はもちろん美味しかったです!



コモンズB
関西万博ではコモンズという、いくつかの国がまとまった建物があります。それぞれの国がブースを出しており、自由に行き来できます。
さらーと1周して東ティモールでコーヒーを配っていたので頂きました。食べ物を売っているお店もあるので、レストランが込んでいる際に行ってみると良いと思います。
昼食に関して
セルビア カフェ
昼食にベルギーのレストランを狙っていたのですが、前述の通り長蛇の列で受付すらしていなかったので他を探しました。フードトラックなども意外と込んでおり、今回の万博は昼食探しも大変かと思います。そんな中、比較的空いていたのが、セルビアのカフェです。20~30分並んで入れました。


カフェなのでそこまでガッツリの料理はありませんでしたが、現地料理のミートパイやヨーグルト、クッキーを頼みました。ボリュームの割に価格は高く感じましたが、現地に行くよりは安いと思って納得させました(笑)
一番おいしかったのはミートパイで、これは子供も美味しく食べてくれたのでありがたかったです。自家製のアップルティーも美味しかったです。

ヴァリニツエ:300円、ピタサシロム:780円、ピタサメソム:780円、チェヴァビ:480円、マンゴーヨーグルト:880円、サラータ:780円、アイスティー:600円
その他のエリア
大屋根リング
今回の万博の名物である大屋根リングにも当然行きました。エスカレーターで上がる人がほとんどでしたが、エレベーターもあるのでベビーカーがある方でも安心です。

お昼時は人が大勢いましたが、私は夕方に行ったので人も少なくゆっくり見れました。ただ、意外に上ってしまうと、ただの建物の屋上のような感じであまりすごさは感じませんでした(笑)
外から見る方が凄さを感じますね。


静けさの森
万博会場中央部には「静けさの森」という緑に囲まれたエリアがあります。
周りの騒がしい通りと比較して静かで落ち着けることに加えて、新緑が綺麗な時期だったので、緑に癒されました。ちょっとした水辺のエリアもあり、水遊びをしている子供もいました。夏の時期なんかにも涼しそうですね。



子供の遊び場
万博内には子供の遊べるエリアがいくつかりました。私の子供は「静けさの森」の隣にある、起伏がたくさんあるエリアにはまっていました。他の子供も多くいたので、一緒になってひたすら走り回っていました(笑)
パビリオン内は小さい子供が楽しめる内容が少ないので、こうした遊べるエリアがあるとありがたいですね。

空飛ぶ車ステーション
空飛ぶ車は見るだけなら待ち時間なしで見ることができました。
見た目は完全にヘリコプターで驚きました。ヘリコプターとの違いは電気で動いているようで、飛行時のCO2排出が少ないのと騒音も小さいのが売りのようです。記念に家族で写真を撮りました。

クラゲ館
パビリオン内に入るのには事前予約が必要なので入れませんでしたが、パビリオンの入り口の前に「いのちのゆらぎ場」という子供が遊ぶエリアがありました。

ピアノや打楽器などの楽器に加えて、押すと音と光が出るゲル状のテーブルといった見慣れないものもあり、子供は色々触って遊んでいました。
小さい子供も多く、特に並ぶことなく入れるので子連れの方におすすめのエリアです。

各種イベント
阿波踊り
ベルギーパビリオンのお土産の列に並んでいる時に、少し離れた場所で阿波踊りのパフォーマンスをやっていました。遠目からでしたが、かなり迫力があり見物の方も多くいました。
今回は日本の伝統文化でしたが、タイミングが合えば海外の伝統文化も間近で見られるので狙ってみても良いですね。

水上ショー
万博会場南側にはウォータープラザという海に面したエリアがあり、そこでは水上ショーが行われていました。毎日11:00~16:00の毎時0分から約5分間実施しているようです。
壮大な音楽に合わせて吹き出る噴水は迫力があり面白かったです。ウォータープラザの前にはベンチもあるので、座りながら鑑賞が可能です。
このエリアでは夜の20:30からライトアップされた水上ショーに加えて、ドローンのショーも行われるようです。

その他の海外料理
ガンビア(コモンズB)
コモンズBに行ったときに小腹がすいたのでガンビアのチキンを購入しました。隣のパラグアイではパニーニが売っていたので悩みましたが、食べなれないガンビア料理にしました。

レストランと異なり、コモンズ内のお店はどこも空いているので助かりました。
チキンの味はカレーチキンのような感じで普通に美味しかったです。

チキン アフラ:1000円
↓お隣のパラグアイもそこまで混んでいませんでした。


チェコ
会場内ではお酒も販売していました。せっかくなのでビールを頂きました。
ウルケルというピルスナービールです。外国のスタッフの方がビールサーバーで注いでくれたので、海外のバーに行ったような感じでした(笑)気になる味は苦みが少なく飲みやすいビールでした。
ただし、価格は1200円とかなり高めです。


ピルスナーウルケル:1200円
マルタ
ビールを飲むとまたビールが飲みたくなるので、マルタでもビールを頂きました。CISKというラガービールみたいでした。こちらは缶での販売で海外らしくあまり冷えてはいませんでしたが、おいしく頂けました。

マルタでは妻はパニーニを頼みました。一口貰いましたが、見た目通りの間違いない味で美味しかったです。

CISK EXCEL:1200円

お土産と帰宅時の状況
17時前くらいに東ゲート方面に向かいました。帰りにお土産ショップにも寄りたいところでしたが、遠めでも分かるほどに長蛇の列ができていたので諦めました。入場直後にお土産を買うのがベストでした。
17時から入場する方も多くいるようで、東ゲートには人が大勢いました。17時からのチケットは少し価格も安いので、ライトアップなどを目当てにする方にはちょうど良いですね。

まとめ
入場前は予約なしでどこまで楽しめるか不安でしたが、なんだかんだパビリオンにも入れましたし、海外のローカルフードも食べれたので楽しめました。フードの価格は全体的に万博価格でしたが(笑)
子供の遊ぶエリアも各所にあり、大人だけでなく子供も楽しめたかと思います。
回れたパビリオンは多くは無いですが、各国の気合を入れた建造物であったり、ちょっとしたイベントは随所で行っていたので、会場内を歩いて雰囲気を感じるだけでも楽しかったです。
17時までにこれだけできたので、かなり充実していました。遅くまで残れる方はさらに楽しめるかと思います。
なかなか関西圏以外から行こうとするとハードルが高いですが、今年の秋までと期限も短いのでチャンスを見つけてぜひ行ってもらえたらと思います。