
先日、親戚から使用しなくなったディズニーの英語システムを一式頂きました。英語の勉強は小さいころから始めた方が良いとよく言われるので、気になってはいたのですが、非常に高価なので貰えてラッキーでした。そこから半年ほど使用してみましたので、導入してみて感じたことをいくつか紹介させて頂きます。
同じように気になっている方の参考になればと思います。ちなみに子供は1歳半です。
ディズニー英語システムとは
その名の通りディズニー作品を活用した英語学習プログラムです。歴史は長く45年以上に渡り販売されています。ウォルト・ディズニー・カンパニーが唯一認めた英語教材プログラムとなっており本家にもお墨付きをもらっています。
その他にもHPによると、マザーズセレクション大賞という、一般のママ達からの投票で選ばれる賞も6年連続で受賞しているようです。どのくらい凄いのかピンとこないですが、導入した人の反応は悪くはなさそうですね。
システムの内容としては、英語の吸収を目的として「見る」・「聞く」・「遊ぶ」・「読む」の4つを目的とした教材が用意されています。
具体的には「見る」は主にDVDを使用した映像作品です。ディズニーキャラクターや英語圏の子供が歌ったり踊ったりする内容が収録されています。日本語は流れず、すべて英語のみになります。楽しい映像を見ながら真似をして体を動かすことで、英語を日本語に置き換えることなくスムーズに学習できます。
「聞く」はCDを活用した教材です。絵本を読みながらお話を読んでくれたり、歌を歌ってくれるので聞く力と読む力が自然と身についてきます。ベッドタイムCDといった寝る前に聞くお話のCDもあり、視覚に頼らずに音声だけに注力して聞く力の学習もできます。
「遊ぶ」に関しては、専用の読み取り機にカードを通すと英語が流れる機材を使用します。ただ読み上げるだけでなく、クイズ形式のゲームカードもあり正解のカードを探したりと楽しみながら学習できます。カードの種類は500枚以上あり、3000以上のフレーズを学習できます。
「読む」に関しては、本やカードを活用しての学習です。マジックペンといわれるミッキーが付いたペンがあり、本やカードをタッチするとペンから音が鳴りミッキーたちが話しかけてくれます。たくさんタッチするだけで自然と英語力が身に付きます。クイズやゲームもたくさんあるので、飽きずに楽しめます。歌の部分をタッチするとテーマに関係した音楽も聴くことができます。
また、インプットした学習内容のアウトプットの場としてワールド・ファミリー・クラブという会員限定のプログラムもあります。各種イベントや勉強会などが企画されており、ネイティブの先生と直接触れ合えるので、学んだ英語を活用する場がたくさんあるようです。
ただ、今回私は会員登録はしていませんので、こちらに関しては情報を持っていないです。
今回頂いたセット内容
今回譲って頂いたセット内容はCDやDVDはもちろん、ミッキーのマジックペンやゲームカードなど一式入ったセットを本棚ごと頂きました。当時の見積もりも入っており、新規で購入すると84万円のセット内容でした。かなり高価ですね。
ただ、5~6年前に購入したものなので、最新のセットと比較すると内容は少し違いそうでした。とはいえ、基本的にできることは同じなので学習教材としては不足ありません。




子供の使い方
私の子供はDVDでの映像作品を見ることと絵本を開いてマジックペンで遊ぶことが多いです。映像作品はディズニーの内容というよりかは、英語圏の子供が歌ったり踊ったりする内容で、子供も真似して遊んでいます。絵本に関してはマジックペンでタッチすると英語で読み上げてくれるので意味も分からずたくさん押して遊んでいます。
親としては定期的に学習を促したりはしていないので、子供が興味を持ったタイミングで使用しています。そのため、届いた最初の1か月くらいは毎日遊んでいたのですが、最近の頻度としては1週間に2~3回程度です。
最近は世の中にたくさん楽しいコンテンツがあふれているので、わざわざ自分から英語教材で遊ぶことは少ないですね。
半年経った結果
届いてから半年経っての子供の変化としましては、「Hello」と「Apple」が言えるようになりました(笑)それ以外の英語はあまり話さないですね。そもそも日本語もまだまだこれからなので、ハローが言えるだけでもすごいのかもしれないです。
使用頻度もそこまで多くないので、しっかり活用できていない面が大きいですが、結論としてはあまり教材の効果は感じられていないです。
一方で、親としては子供と一緒に映像や音声を聞いていると結構刺激になります。耳に残る音楽が多いので、親の方が英語の曲などを覚えてしまいます(笑)ゲームカードなども子供が意味も分からず遊ぶ中、ついつい答えを探していたりと意外と勉強になります。
使ってみて良かった点・気になる点
良かった点
幅広いコンテンツがある
CDやDVDに加えて、絵本やゲームカードなどコンテンツの幅が広いです。なので、年齢が上がっても飽きずに学習できると思います。それぞれのボリュームも多いので、本気で学習しようとするとかなりの時間がかかります。
本棚がしっかりしている
専用の本棚があり、教材がきれいに収まります。それなりにしっかりした作りになっており、空きスペースもあるのでディスニーの英語システム以外のモノも収納できて意外と便利です。
子供の関心を引きやすい教材内容
音楽は耳に残りやすい曲が多く、子供も覚えやすいように感じました。映像作品もディズニーキャラクターの映像は少ないのですが、その一方で、同世代の子供たちが歌って踊っている映像が多いので、子供としては興味が沸きやすいように思いました。歴史が長い分教材の内容はしっかりしていますね。
気になる点
ディズニーキャラクターの映像作品が少ない
ほとんど英語圏の子供が歌って踊る内容の映像作品が中心で、ディズニーキャラクターが出てくるようなものは少ない印象です。あっても今までの映像作品を切って合わせたような程度でかなり古い作品も多くありました。当然この英語システム用に新規製作されたような作品も無く、ちょっと期待外れでした。譲って頂いたセットが少し前のものなので最新のセットは違うのかもしれないですが、あまり期待しない方が良いかもです。
映像が古い
映像作品が全体的に古いです。平成初期に作成されたコンテンツのようで、最近の映像と比較すると時代を感じました。セット価格がかなり高額なことを考えると定期的に内容の更新をしていってほしいものですね。
子供が独自で勉強するのは難しい
「子供が英語を好きになって、自分で進んで勉強をするようになりました!」みたいなことは一切ありません。毎日絵本を開いて一緒に勉強したり、DVDをみて遊んだり、しっかりと親がサポートしてあげて初めて子供も自ら勉強するようになると思います。なので、本気で子供の英語力を鍛えようと思うなら、親も本気で向き合わないと難しいです。超大変です。
価格が高い
コンテンツ一式触れてみて感じましたが、さすがに84万円は高いと感じました。DVDプレーヤーやカード読み取り機などの機材関係も平成初期から更新されていないような感じです。手間はかかりますが、同じ金額を出して、色々な勉強コンテンツを揃えた方がコスパは良いですね。ディズニーキャラクターのコンテンツが大量にあるとかなら理解もできるのですが、そういう訳でもないので、ちょっと微妙ですね。
親も一定の英語力が必要とされる
商品のHPには「パパやママの英語力も一切不要です」と記載があるのですが、一切不要は言い過ぎかと思いました。前述のように本気で学習するなら親のサポートが必須だと思います。その際に最低限の単語知識や文法知識がないと子供へのフォローができないので難しいかと思いました。
大人は子供よりも効率的に学習できると思うので、教材の導入と合わせて親も勉強するのが良いかもですね。
まとめ
World of English ディズニー英語システム(DWE)を半年使用して感じたことを紹介させて頂きました。高い教材を買えば子供の学力が自然と高まるかと言えば決してそうではなく、親もしっかり向き合うことで初めて子供も意欲が沸いて勉強するのだなと思いました。
自分でお金を出して買っていたら、また使い方も違ったのかもしれないですが、今の私は毎日ガッツリ子供と勉強しようという気にはなりませんでした。それよりもトミカやプラレールで遊んだほうが楽しいですね~
とはいえ、機材一式部屋には置いてあるので、これから子供が大きくなるにつれてまた興味が出てきたら一緒に勉強しようと思います。
ちなみに、私の英語力は普通よりできないくらいのレベルです。たまに仕事で海外メンバーと英語でやりとりする機会があるのですが、それでもそこまで困ることはありません。
なんだかんだどうにかなります。
それに、幼少期に無理して勉強しなくても、大きくなってからでもいくらでも勉強できます。
結局本人のやる気次第ですね。
そんな経験から、今無理に勉強させなくてもいっか!というマインドに至っています(笑)
金額がかなり高いので、購入を検討している方は後悔の無いように、自分も一緒に英語に向き合うことも考えて検討してみてください。