2024年の10月にニッカウヰスキーから新しくフロンティアが発売されましたので、その紹介をさせて頂きます!購入を検討されている方の参考になればと思います。
今回のお酒
名前 | NIKKA FRONTIER |
ジャンル | Whiskey |
原材料 | モルト、グレーン |
生産国 | 日本 |
度数 | 48% |
価格 | 2,200円 |
内容量 | 500ml |


お酒の概要
NIKKA FRONTIERは2024年10月に発売された製品で、ニッカウヰスキーの創業90周年目の年に発売されたウイスキーになります。ひとつ前に発売されたセッションから実に4年振りの新商品です。
特徴としては、余市蒸留所のヘビーピートモルトをキーモルトに使用している点です。そのため、重厚でスモーキーな風味がベースを作り上げています。また、モルト比率も高くなっています。一般的なブレンデッドウイスキーが、「グレーン比率>モルト比率」なのに対して、モルト比率を51%以上まで高めたモルトベースとなっています。そのため、モルトの個性がしっかり堪能できます。
次に、アルコール度数が高い点です。通常のウイスキーが40%~43%なのに対して
48%とかなり高めになっています。ハイボールで飲んでも割り負けない強さを持っています。度数が高い分、ボトルの容量は少なめの500mlとなっています。
500mlというとニッカウヰスキーではフロムザバレルと同じですね。700ml換算だと3,080円となるのでちょっと高めのウイスキーになります。
あとは製法面でも、ろ過の際にノンチルフィルタードを採用しています。樽のなかで長時間、熟成されたウイスキーには、麦芽や樽から由来する香味成分が豊富に含まれていますが、温度が低くなると、澱(おり)や白濁が生じます。そこで、一般的には温度が冷えても美しい琥珀色を保つため、瓶詰めする前に約0~5度まで冷却してろ過しています。
その一方で、発生する澱やにごりは香味成分なので、これらを冷却ろ過することは、せっかくの樽熟成による恵みの一部を捨ててしまうことでもあります。
フロンティアでは、樽熟成で育まれた香りや味わいを余すことなく活かすため、あえてチルフィルターを行わずに瓶詰する「ノンチルフィルタード」を採用しています。
ボトルのデザインにもこだわっているようです。シンプルな透明のデザインのボトルはウイスキーの液色を見やすくしています。液色を堂々と示すことで余計な装飾がいらない、自信の表れとなっています。
背面のデザインにはニッカの蒸留所のポットスチルに巻かれたしめ縄をモチーフにしているようで、「ウイスキーは人間だけでは作れない神秘的なもの」という思いを表しているようです。
飲み方
HPにおススメの飲み方として、フロートハイボールが載っていましたので、今回はそちらも試しています!
ストレート
色は濃すぎず、薄過ぎずといった感じです。ボトルに入った状態よりかは、グラスに移すと薄く見えるように感じます。香りはバニラような甘い香りがします。スモーキーさはアイラ系のウイスキーと比較すると、そこまで強くは感じませんでした。48度ですが、アルコールの刺激も少なくとても飲みやすいです。飲み終わった後にはビターチョコレートのような甘い余韻が長く残ります。非常においしいですね~

ハイボール
だいぶすっきりした味わいです。甘さはなく、ストレート同様に余韻にはビターさが残ります。いろんな食事に合いそうな飲みやすいウイスキーですね。ごくごく飲めてしまいます(笑)
フロートハイボール
フロートハイボールは今回初めて飲みました。ウイスキーと炭酸の層ができるので、最初はストレートに近い感じですが、自分の好みのタイミングで混ぜることで、少しずつ味わいを変化できるので楽しい飲み方ですね~。
感想
セッションの発売から、4年での新商品です。
発売の情報を聞いてからすぐに飲んでみたくなったのですが、なかなか定価で入手できる場所がなく一足遅れて購入しました。一口飲んで感じましたが、ニッカのウイスキーはやっぱりおいしいですね。2,200円とは思えないコスパの高さだと思います。ハイボールもおいしかったですが、ストレートも結構おすすめなウイスキーです。後に引くビターな余韻が個人的に好みでした!
セッションと同じく、こちらもコストコでも販売されているので、そちらであれば1,800円くらいと少し安く購入できます。普通のスーパーでも入手できるようになりましたので見かけたらぜひ手に取ってみてください!
