
この時期はエアコンがフル稼働ですね!
ただ、エアコンを最後に掃除したのはいつでしょうか?
私自身も全然掃除していなくて、今回久々に掃除したのですがかな~り汚れが溜まっていました。
掃除したいけどやり方がわからないという人に向けて、素人でも30分程度でできる簡単な方法を紹介します。
業者にお願いすると金額も高くつきますし、ぜひ自分でやってみてください。
エアコン掃除の目安
皆さんどれくらいの頻度でエアコンの掃除をしていますでしょうか?
エアコン掃除の目安ですが、機種にもよるものの一般的に以下のように言われています。
フィルター掃除:2週間に1回
フィルター部分はエアコン内部のホコリやカビを防ぐためにこまめに掃除が必要です。
ほこりが多い場所(道路沿いやペットがいる家)はさらに頻度が多く週1回程度が理想です。
内部洗浄(熱変換器やファンなど):1〜2年に1回
エアコンは内部の清掃も必要です。熱変換機の部分は市販のスプレー洗浄でも対応できます。
ただ、奥まった位置にあるファンなどスプレーが届かない奥の部分がカビたり汚れたりすると業者に依頼した方が確実です。
特に冷房使用後は、カビが発生しやすいので、冷房シーズン後の秋にクリーニングを検討すると良いです。
プロによる分解洗浄:1〜3年に1回
エアコンからニオイがする、送風口にカビが見える、風量が落ちたなどの症状がある場合は自分での対応が難しいのでプロの清掃を検討した方が良いです。
改めて調べてみましたが、フィルター清掃なんかは小まめな清掃が必要ですね。
ちなみに業者に清掃をお願いすると、家庭用壁掛けタイプで料金は1台あたり8,000〜15,000円程度が相場です。
毎回毎回業者を呼んで対応してもらうと費用が高すぎるので自分でできる方法を知っておくとお得ですね。
掃除しないで使用し続けるリスク
正直ここまでマメに掃除をしなくてもエアコン自体は機能します。
ただ、掃除しないままで使い続けると、さまざまなリスクがあります。
以下に代表的なものをまとめました!
健康への悪影響
エアコン内部で増殖したカビやダニの胞子が空気中に拡散します。
喘息、アレルギー性鼻炎、咳、のどの痛み、目のかゆみなどの原因になるので注意が必要です。
特に免疫力の弱い子どもや高齢者、ペットに影響が出やすいです。
電気代の増加
フィルターや内部にホコリが詰まると風量が低下します。
冷房・暖房効率が落ち、無駄に電力を消費します。
掃除するだけで電気代が10〜30%削減されることもあるようです。
異臭の発生
内部にたまったホコリや湿気はカビや雑菌の温床となります。
嫌なニオイが発生し、部屋中に拡散してしまいます。
故障のリスク増加
放置された汚れにより、熱交換器やモーターに負荷がかかるため部品の寿命が縮まり、故障や修理費用の原因になります。
故障して修理となると対応に時間がかかることも多いですし、トータルで考えると修理代より、定期的な掃除の方が結果的に安上がりですね。
風量・効きの悪化
フィルターやファンに汚れが詰まると、風が出にくくなり、冷暖房の効きが悪くなります。
「なんか効かないな」と感じたら、まずは掃除が大事ですね。
健康面だけでなく経済的な面にも影響があるので、手間ですが小まめな掃除を意識したいですね。
掃除方法
本題の掃除方法に関してです。実際にやってみましたが30分かからないくらいで掃除できました。
今回私が掃除したのはダイキン製の「F36VTES-W」という2018年製のエアコンです。

電源ケーブルを抜く
まずは掃除中の思わぬ事故を防ぐためにエアコンの電源を抜いてから作業しましょう。
エアコンの近くにコンセントがあると思いますのでそのまま抜いてもらえばOKです。

正面のパネルを開ける
次にエアコンの正面パネルを開けます。
機種にもよるのですが、両サイドに引っかかっているだけなので、引っ掛かりの部分を押し込めば簡単に開けられると思います。
空いたらそのまま上に持ち上げればOKです。機種にもよると思いますが上でホールドできるものが多いです。

フィルターを取り出す
正面パネルと開けるとフィルターが出てきます。
自動清掃付きのタイプなどはフィルターがもう少し奥まった位置にあるので触れないですが、清掃自体は自動でしてくれるので、ダストボックスの掃除をすればOKです。
フィルターが見えたらほこりを落とさないように慎重に取り外します。フィルターを外すのに力は必要なく、下にある引っ掛かりを外して引き抜けば取り外せます。

今回私も久々の掃除だったのですが、フィルターに恐ろしいほどほこりが詰まっていました。
この状態で良く使用していたな~と我ながら結構引きました(笑)

取り外す前に掃除機で吸っても良いのですが、上向きの変な体勢で掃除機を使用するとよりほこりをまき散らしそうなので私はほこりが付いたまま取り外しました。
フィルターを清掃する
取り外せたらフィルターを掃除機で清掃します。
裏から掃除機をかけると取れないので正面側から掃除機をかけた方が良いです。


大体取れたら、次はシャワー等を使用して水で洗いながすとしっかり綺麗にできます。
水で流す際は掃除機とは逆に裏側から水で流すと簡単に洗い流せます。

水で洗い流した後は乾かすだけです。タオルでふき取っても良いですし、風当たりの良い場所で陰干しして乾かしてもOKです。
濡れたまま取り付けるとカビ発生の原因になりますのでしっかり乾かしましょう。

ルーバーを清掃する
乾かしている間にルーバーの掃除です。
ルーバーは手で簡単に動かせるので開いてウェットティッシュなどで拭けばOKです。
元の角度に戻さなくても電源を入れれば自動で戻ってくれるので大丈夫です。

清掃スプレーで内部を清掃する
専用の清掃スプレーで掃除すると消臭や除菌効果が期待できます。
露出したフィン(熱変換機)に直接スプレーを吹きかけて10分程度放置するだけなので簡単です。吹きかけた水は排水管から出てきますので心配しなくて大丈夫です。
この時、電装系にスプレーをかけてしまうと故障や火災の原因になるので注意が必要です。
スプレーはホームセンターなどで700円程度で購入できます。

取り付けなおす
水洗いしたフィルターが乾いたら、取り付けしなおします。外した手順の逆順に取り付けて行けばOKです。
掃除前と比較するとものすごい綺麗になりました。

電源ケーブルを取り付けて動作確認をして完了です。
掃除前と比較すると冷房の効きやにおいも少なくなり綺麗になったように感じます。

まとめ
素人でもできる簡単なエアコンの掃除方法を紹介しました。
なかなかエアコン掃除というとハードルが高いですが、やってみると意外と簡単にできます。
汚れた状態で使用し続けると電気代も余計にかかりますし、健康面でも悪影響ですので特に小さいお子さんがいる家庭など気を付けたいですね。
実際、掃除前後でもエアコンの効きやにおいの面でも効果が感じれるので、やった感を感じれたのも良かったです。
業者にお願いすると高くつくので、フル稼働が続く毎日ですがタイミングを見つけてトライしてみてください!